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今から知っておくべき「家族葬」の本当の意味(PR)

取材協力:

 

ジワジワと浸透する“家族葬”。質素に、穏やかに、そして安く…。そんなイメージが重なりますが、そもそもの成り立ちや背景を知ると、また少し違うものがみえてきます。家族葬って「誰のために?」「どんな意味が?」…葬儀社ともう一歩深くたどりました。

お話をうかがったのは「家族葬のファミーユ」の厚生労働省認定1級葬祭ディレクター政田礼美(まさだ・あやみ)さん。これまで1,200件の葬儀に携わってきました。

「家族葬のファミーユ」の政田礼美(まさだ・あやみ)さん

「家族葬のファミーユ」政田礼美(まさだ・あやみ)さん
撮影:編集部スタッフ

そもそも「家族葬」はどうやって広がった?

きっかけを教えてください。

「家族葬」を看板として掲げ、ブランド化し始めたのは「家族葬のファミーユ」です。約20年前の2002年頃からでした。

しかし、お葬式を15万円でやろうとしたため、世の中から受け入れられませんでした。かえって不信感を煽ってしまい…。

それから、世間の反応はどのように変わったのでしょうか?

一般の方々の中では、家族葬についての反応はまだまだ薄いという印象でした。

ただ、業界に激震が走ったのは間違いなくて。

「お葬式ってお金がかかる」「葬儀業界って儲かってるんだろう」

っていう高額のイメージがつきまとう葬儀を、祭壇、棺、骨壺など「セットプラン化」したことがきっかけです。

最初はコンパクトさを打ち出し、家族だけで家族の想いを大事にする。義理とか見栄をはるんじゃなくて、ちゃんと思いがある「家族葬」で表現していきたいと考えたことがはじまりです。

業界への激震とは……?

業界的には、「人数を増やしてなんぼだろう」「祭壇を大きくしてなんぼだろう」っていうような状況でしたので、「なんてことを言ってくれたんだ?」というような価格破壊に対しての反発がありました。

それでも、セットプラン化に踏み切った経緯を教えてください。

悲しみであったり、辛さであったり、人間のコアの部分の感情が表面に出てくる状況は、精神負担が通常の何倍にもなります。

そうなったときに、棺の種類などを選んでいただくなど時間的な負担を軽減して差し上げたいっていうのが、当時の社長の中でありました。

そこに時間をかけるくらいなら、ゆっくりお休みになって、故人様の手を触り、手を握り、最後のぬくもりを自分の手の中に残してほしいっていう気持ちがとても強かったので。手続き的な時間を最小限にして差し上げたい思いがありました。

「小規模」「節約」だけじゃない

家族葬の様子

提供写真:株式会社家族葬のファミーユ

冒頭のように、小規模で、安く、慎ましく執り行う…家族葬に対してそんなイメージが先行します。

ただ、家族葬を打ち出してきた「家族葬のファミーユ」が訴えたい本当の意味は少し異なるそう。

仰るとおりのイメージを強く持たれています。

ただ、本当の意味で、私たちが考える家族葬は、形式ばった義理とかは置いておき、『残された方々がなにを継承していくべきか?』を見つめ直す時間であってほしいと考えています。

壮大な話になってしまいますが、葬儀という時間の中で、自分が生まれたルーツを振り返ることができるような空間であってほしい。

死があるところには、生がありますので。大事な人は亡くなっても、自分はこれからも生きていかなくてはならない。

たとえば、一般葬の中でも、必ず家族葬の時間をつくって差し上げることもあります。人数は多くても、家族だけの時間を必ずとるから家族葬と定義しています。

あえて「家族葬」をすすめないこともある

家族葬と一般葬の明確な違いはないとするものの、「家族だけ呼ぶ」ことにこだわりすぎると、かえって負担になるケースがあるといいます。

たとえば、故人様の社会的な立場などをうかがっていると、むしろ、人を呼んだほうが後々ご家族の負担が少なくなるなって感じる時があります。どうしても先がみえてしまうので…。

先ほどとは逆に、家族葬でも一般葬のような形式で進めるケースです。

もし、一般的な家族葬の規模だけで執り行った場合、葬儀後、自宅にお参りに来られた方への対応すべてを自分たちでやり続けなければなりません。

ご遺骨が自宅に安置されている場合、お参りに来た方全員に「なぜ亡くなったのか」「葬式はいつどこでやったのか」…といった説明、会話を繰り返すことになります。


同時に、四十九日までに法要の手配、役所など各種手続きが押し寄せてきます。

実は、葬儀後のほうが時間的・心理的な負担が大きくなることもあるのです。

知っておきたい疑問あれこれ

家族葬の様子

提供写真:株式会社家族葬のファミーユ

最後に、家族葬を実施するにあたり、よく寄せられる疑問を聞きました。葬儀社としての立場、現場目線でアドバイスをいただきました。

香典・弔電(弔問)の辞退は認められますか?

基本的にはご辞退のご意向をお受けいたします。

ただ、私たちが何千組、何万組とみている中で、残された方との関係性ではなく故人様とその方の関係性であることを鑑みた場合、「辞退されないほうがよいのではないでしょうか?」「まわりの方の気持ちを汲んで差し上げてください」と、あえて辞退の取り下げを提案することもあります。

一日葬は増えている?

まだまだ通夜、告別式の比率は高いです。

一日葬が多いのは首都圏。

特に東京は、式場や安置料の相場価格が高くなり、時期にもよりますが、式場や火葬場の確保に1週間ほどかかってしまうこともあるため一日葬を選びたくなる気持ちも理解できます。

無宗教での葬儀の場合、服装は自由?

無宗教といえども、火葬場にご移動される際は、フランクにみえすぎてしまうようなケースもございます。

基本的には、略式の喪服(男性ならブラックスーツ、女性ならブラックフォーマル)を選ばれる方が多いです。

密葬との違いは?


まず、密葬と家族葬はそもそも異なります。

また、「密葬」と「直葬」は捉え違えされやすいです。

密葬は別で本葬を行う形式。荼毘に付すまでの時間は家族のみで慎ましく行い、後日、告別式なり本葬など別の式が設けられるのが密葬です。

直葬は、後日にお別れの会も葬儀も告別式もないケースを呼びます。

提供:株式会社家族葬のファミーユ

この記事の取材協力

家族葬のファミーユ

“家族が語り合う空間・寄り添える時間”を理念として掲げる葬儀社。ファミーユは、フランス語で「家族」の意味。社名にも冠される「家族葬」は、同社がサービスとして業界に導入した。2000年の創業以来、7万6,000件以上の葬儀を執り行っている。NHK・日経新聞など大手マスコミへの掲載実績も多数。

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